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新緑の京都

久しぶりの休暇、新緑の京都の一日

 GWの真っただ中、快晴に恵まれた五月四日、山笑う景色を満喫しながら一組の夫婦の結婚式に参列した。場所は京都の二年坂、高台寺や清水寺に近く日本画家の重鎮であった竹内栖鳳画伯の旧邸宅「東山艸堂」で行われた。沢山の庭木が建物周りを取り囲んでいて、観光客の喧騒も気にならない素敵な場所で行われた。式は今流行の人前結婚式で執行された。バイオリンとチェロの生演奏が流れ、厳かな雰囲気を醸し出す。新郎の入場に次いで、お父様にエスコートされた新婦が入場する。新婦のにこやかな表情に心から「おめでとう」の言葉を贈る。指輪の交換、ベールをとってのキッス。そして、参列者全員の承認の拍手で、式は滞りなく終わる。まことにあっけないものであるが、シンプルで爽やかな、本当に五月晴れを絵に描いたような結婚式を味わった。

それから、久しぶりの京都を楽しむ。式場の目と鼻の先の高台寺に行く。折から、秀吉と寧々の木像が修復され展示されていた。寧々の木像を観ながら、○○さんに似ているね。と、まことに下世話な話に陥るが、東山を借景にした庭園の様子に救われる。

高台寺を後にして、円山公園・八坂神社・祇園をひたすら歩く。途中のソフトクリームの美味しさに舌鼓を打つ。

京都に来るとよく訪れている北山の植物園に足を延ばす。前回は二年前の六月に来たときは、大輪の芍薬が咲き誇り、満開のバラを堪能した記憶が蘇る。今度は時期が早いせいか、芍薬もバラもツボミ状態、代わりに石楠花が咲き、清楚で大好きなシャガが咲き乱れていた。高山植物特別展では生まれて初めて「クロユリ」を見ることが出来た。思ったより小さく、厳しい環境の中で生き延びてきた強かさと気品を感じた。クロユリと寧々の木像を相次いで見たことで、一つの物語を思い出した。
時は戦国時代の終焉、柴田勝家と同じく、秀吉に敵対していた佐々成政は、罪赦され肥後一国の大名となった。何故かくも寛大な処遇を与えられたのか訝しんだ成政は、寧々のお蔭ではないかと邪推し、寧々の為に何かお礼をしたいと考えた。そこで思いついたのが初夏の頃だけしか咲かない貴重な「クロユリ」を贈ることを思いつき、家臣を集めて採取させ、枯らさないように万全の配慮をし、クロユリ数株を寧々に贈った。喜んだ寧々は早速大阪城の女どもを集め、クロユリを鑑賞させた。その中には勿論淀君もいた。クロユリの魅力に取りつかれ、寧々に対して対抗心を燃やす淀君は、数年して石田光成に命じてクロユリを集めさせた。淀君に取り入る絶好の機会と思った光成は、数千株のクロユリを集めてきた。数千株のクロユリが咲き誇る様を見た寧々の驚きは、やがて成政に対する憤り、怒りとなった。物語はここで終わるが、その後佐々成政は、肥後に起こった一揆の責めを負って秀吉から切腹を命じられている。

教訓その1 女性には安易に贈り物はしないこと。

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おっちゃんヘルパー
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