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2011年激動の年「絆」

「絆」

 官公庁の仕事納めが過ぎ、今日は師走の30日、世の中は正月
休暇に突入。しかし、介護事業所の宿命で、正月休みはありま
せん。国保連への請求手続き、各ケアマネージャーへの実績の
報告等、事務仕事が山積している月末のいつも通りの風景です。
ただ、さすがに電話も鳴りません。静かに、事務仕事に専念し
ています。その時、このブログを書き忘れていることに気づき、
今慌ててます。

 介護事業に従事して、2年半が経過し多くの高齢者の方、障害
者の方に接しました。その方々との出会いを通して感じたこと
を、2011年の締めくくりとして、書いてみようと思います。

 2011年は正に激動の年となりました。3.11の東日本大震災と
その後の原発の問題、又政治に対する不信感は途切れることな
く続いています。

 今年の世相を表す漢字として「絆」が選ばれています。
介護に従事する人間にとっても大切な一語です。絆からある高
齢者の方を連想しました。

 a)OSさんの場合、
   同居していた長男の家庭内暴力の問題と高齢を理由に、
次男さんご夫婦に引き取られたOSさん。引き取られる前から、
支援に入らせてもらっていたので、次男さん宅に引き取られる
事が決まって、一安心と思っていました。支援も無くなるかと
思っていましたが、案に相違して、引き取られる前と同様な支
援が要請されました。さらに、以前にも増してヘルパーに対す
る依存度が増してきたように思います。
 何故か、次男さんご夫婦やお孫さんと同居しているが、家庭
内では、全くの孤独状態。お嫁さんからはケア放棄を宣言され、
お孫さんは完全無視。近頃の情報では、正月には次男さん一家
は、どこか旅行に行くという。勿論OSさんは留守番。
「同居しなかった方がマシ。」とつくづく述懐されている。
 
 OSさんに対して、同情もするが、其の家、家に事情があり歴
史がある。一概には言えない。また、言える立場でもない。
ただ、そうした事情を見るに、ある本に書かれていた次の一文
が思い出される。
 ※一人暮らしの高齢者は決して不幸ではない。問題なのは家族の中の孤独である。

 b)OKさんご夫妻の場合
 当事業所は、4組のご夫妻の支援に入らせて頂いている。
皆様其々仲睦まじく、寄り添いながら日々お過ごしになられて
いる。総じて奥様方がお元気で奥様の方が介護度も低い。
 只、OKさんご夫妻の場合は、ご主人が奥様を介護されている
ケースである。但し、ご主人も介護度2であるため奥様への介
護は自ずと限界があり、ヘルパーの支援を受けながら共に、奥
様を介護されている。私も時々支援に入らせていただき、ご主
人の奥様に対する献身的な介護の様子に、頭下がる思いがする。
 その様子をみながら、このご夫妻はどのような人生を歩んで
きたのか考えさせられた。
※夫婦二人の過ごしてきた時間の濃さが老後の生活に影響を与える。
※妻は夫の母親ではなく、人生のパートナーである。

 c)SOさんの場合
 SOさんは下肢に障害をもたれ、車椅子生活を送られている。
他事業所と連携で朝晩の支援に入っている。SOさんは特異な性格
の持ち主で、全て命令口調で、ヘルパーに指示される。命令・指
示することでご自分を優位に保てると思っている節がある。支援
しているヘルパーが納得のいく命令・指示ならば何も問題がない
が、思いつきで言われるし、帰りがけに新たに指示される場合が
ある。ヘルパーとしても時間で動いている以上、そうそう良い顔
は出来ない。中には「出来ない」と正直に言うと、途端に「ヘル
パーがいう事を聞かない。交替して」と理不尽な要求をしてくる。
 渋々ながら、利用者の要求をのみ、ヘルパーを交替した。その
ようにして、誰も支援に入るヘルパーが居なくなってしまった。
 事業所としても、女王様のようなSOさんの支援を続けていけば、
ヘルパーがヘルパーとしてのプライドを無くし自信喪失し、挙句
は辞めていってしまう。そのことを懸念し、又、実際に支援に入
れるヘルパーが居なくなったので、SOさんに他事業所への切り替
えをお願いした。
 事業所としては、面目も無く甚だ申し訳ない思いで一杯である。
今後、SOさんのような方の支援の場合はどのような方法がよいの
か、今から対策を練る必要があることを痛感している

※良い老け方をする人は、一般的に若いころから人に感謝する心を持っている人である。
※自分の生活(人生の最後の生活)を快適なものにする方法は、優しさを獲得し自分の人格を練ること。人間性を養う事。が必要である。

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プロフィール

【名前】
おっちゃんヘルパー
【年齢】
65歳
【一言】
≪絆≫を大事に。
ヘルパーステーション
ケアプランセンター
お結び
お気軽にお問い合わせください。

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